フィジオの身体の見方
フィジオでは身体の状態をみるときは、大きく4つのパートに分けてみています。
①ヒアリング
②止まった姿勢をみる
③動いた時の姿勢をみる
④身体の反応をみる
それぞれどんなことをするのかは
リンクで詳しく紹介しています。
ここではフィジオが他の整体院と違うところを紹介します。
整体院というと痛いところを伝えて、そこに施術を受けたり簡単な運動をするというイメージがあるようですが、フィジオは少し違います。
当院では施術や運動を行うのは
③体の動きを見ると
④身体の反応をみるの間
④身体の反応をみるの後の2回になります。
①ヒアリング
②姿勢をみる
③動きをみる
施術や簡単な運動を行う
④身体の反応をみる
施術や簡単な運動を行う
施術や運動をこのタイミングで行うことも一連の流れで2回行うことも意味があります。
最初の施術である
③動きをみる
施術や簡単な運動を行う
④身体の反応をみる
施術や簡単な運動を行う
ここでは④の身体の反応をみるにつながるように行います。
これによって
・原因と思っていたものは合っているか?
・解決するにはどんな方法が適しているか?
・痛みの感じ方や身体からの反応はどんなものか?
をとらえていきます。
この施術で起こった変化を④身体の反応をみるのところでもう一度みて記録します。
痛みの原因と考えていたものと施術や運動で得られた反応が、思っていたものであれば
③動きをみる
施術や簡単な運動を行う
④身体の反応をみる
施術や簡単な運動を行う
ここでもう一度行います。
施術前にヒアリングや姿勢、動きのチェックをすることで、どこが痛みの原因か?それは何が引き起こしているのか?症状が続いているのはなぜか?などを探りながら施術・運動療法に進みます。
また、一般的な整体院ではどんな施術内容か伝えないまま、「とりあえず横になっててください」とするとこをもあるようですが、当院では施術や運動療法の前に必ず、何が痛みの原因で、どこを改善するのがよくて、それによってどんな効果を出していくか、お客様に説明をしてから施術や運動療法を行います。
表に加えると次のようになります。
①ヒアリング
②姿勢をみる
③動きをみる
原因や解決策、期待できる効果などを伝える
施術や運動療法を行う
④身体の反応をみる
反応を確認して効果が出ているならそのまま、思うような効果が出ていないならやり方を変える
施術は目的を変えて2回行う必要があるのです。
それぞれの項目については別の記事で詳しく解説しています。
②ヒアリング
ヒアリングは注意して耳を傾けること
病院で医師が行う問診にあたるものです。医療の世界では“問診が最も重要””患者さんの言う訴えに全力で耳を傾けなさい”と言われます。
実際にそれができていないといないことで医者と患者さんとの間にトラブルが起きることはよく聞く話です。
同じように身体の動きの専門家である理学療法士として身体をみさせていただくために、ヒアリングは最も重要視する過程です。
このヒアリングによって、身体の状態を知るだけでなく、この後どんな姿勢や身体の動きをみていくか、みていく内容が変わります。
例えば同じ腰痛であっても、ヒアリングの内容によって座り姿勢を中心にみることもあれば歩き方を中心にみることもありますし、背骨の動きをみていくこともあれば、股関節の硬さをチェックすることもあります。
ヒアリングは来院前にメールやLINE、電話で事前にお聞きするヒアリングと、来院時にヒアリングシートに記載していただき直接お話を伺うヒアリングで進めていきます。
ヒアリングでは、「病院で言われたことを正確に覚えていない」「痛みや症状をうまく言葉にできない」「なんで痛くなったかよくわからない」といったことに悩まれる方が多いですが、「よく分からない」「うまく言えない」「はっきり覚えていない」というのも非常に重要な情報です。感じたことをそのままお聞かせ頂ければ幸いです。
ヒアリングに関してはマニュアルというものが存在しませんので、どんなことをお聞きして確認していくかはお客様によって様々ですが、こんなことを聞いていますという例を挙げているので、そちらも参照ください
ヒアリングではこんなことを聞いています。
ほとんどの方にお聞きしていること
・どんな症状ですか
・いつからですか?
・何かきっかけはありますか?
・原因に心あたりがありますか?
・病院や接骨院で治療を受けましたか?
・生活の場面で困っていることがありますか?
・仕事で困っていることがありますか?
・趣味で困っていることがありますか?
・他に気になる症状がありますか?
内容によってこんなことも聞いています
・病院でどのように言われましたか
・どんな治療を受けられましたか
・治療で身体にどんな変化がありましたか
・「これをすると楽になる」がありますか
・「これをすると悪くなる」がありますか
・無理してやっていることがありませんか
・何かお薬を飲まれてますか
・仕事の内容が変わりましたか
・生活環境が変わりましたか
・内蔵の病気はされましたか
・過去に似た症状がありましたか
・過去の症状はどのくらいで治りましたか
・過去の症状はどうやって治されましたか
・「こうやったら良くなるんじゃないか?」というアイデアがありますか
そのほかにも、お仕事で実際にどんなことをやられているか、ジムに通われている方はジムでやっている運動の内容、スポーツや趣味を楽しまれておられる方にはその具体的なやり方などをお聞きすることがあります。
なお、当院でお聞きすることは、守秘義務に基づいて外部に漏らすことはありません。それはたとえば、どなたかのご紹介でご来院された際のご紹介者様も含みます。
また、ヒアリングにお答えいただくことは義務ではございませんので、お仕事やプライベートな内容に関してお客様がお答えになりたくないものに関しては、遠慮なく「それに関しては答えられません」とおっしゃってください。
姿勢をみる
医療の分野では問診に続いて目で見て観察したり、実際に触って状態を調べていきます。
それと同様にフィジオでもヒアリングに続いて姿勢や身体の状態を目で見たり、実際に触れさせていただいてその状態をみていきます。
姿勢まねることで他人のモノマネができるように姿勢は人によって千差万別、身体のどこに負担がかかるかも千差万別ですので、同じ腰痛であっても腹筋や背筋に原因があって腰痛になる方もおられれば股関節の硬さで腰痛になられる方もおられます。
座る、立つ、歩く、寝る、仕事や家事の姿勢など普段よくやる姿勢のチェックでお客さまが意識しておられない身体のくせや負担のかかり具合をみたり
「ちょっとこんな動きをやってみてください」とお願いしてやってもらうことで身体の細かい部分の動きを見ていきます。
くことで、痛みや不調との関係性を明らかにしていきます。
同じような症状の方であっても姿勢チェックによってこの後の動きの検査の内容が変わります。
動きを見る
理学療法士や作業療法士が活躍するリハビリテーションの場面では「動作分析」と呼ばれており、我々が一番得意な分野です。
姿勢のチェックで止まっている状態の身体をみた後は実際にお客様の身体がどのように動くか、どのくらい動くかなどをみていきます。
一括りに動きをみるとしていますが、前かがみや関節の曲げのばしのように比較的簡単な動きから、実際の仕事の動きやスポーツの動きのような専門的な動きまで、お客様が普段の生活でやられている動作を事細かにみていきます。
また、この後の施術や運動療法の過程でも常に動きをみながら進めています。施術や運動療法がうまくいっているか効果をみるという点で理学療法士にとっては施術や運動そのものよりもより専門性を求められるのがこの「動きをみる」という過程です。
動きをみる際には身体内部の骨格や筋肉の動きをイメージしながら身体の各部位をみていますので、お客様の身体は我々にはこんな感じで見えています(笑)
原因や解決策を伝える
当院では痛いところを聞いたら、すぐに横になってもらっていきなり施術を始めるということはしていません。
別のページで説明しているように施術や運動療法を始めるまでにいくつかの過程を経ています。
「細かい理屈はいいから、早く腰を揉んで」というお客様には当院をお勧めしません。
ここまでの過程、ヒアリング、姿勢をみる、動きをみるまで一通りの手順を終えたら、お客様の痛みや不調がどんな原因で引き起こされているのか、どんな方法で解決していくか、そのために何をしていくか、説明して納得いただいてから施術や運動に進んでいきます。
医療機関に長く勤務して、自分のところも他所も含めて患者さんと病院がトラブルになったケースを数多く見てきましたが、その多くは最初の「ヒアリング(病院では問診)」で話を聞かないまま治療してしまったか、この「説明」のところが不十分なまま治療してしまったケースです。
医療専門職にとってお客様はいわば素人になってしまうので、「素人の言うことに聞く耳を持っていない」か「素人に説明しても分からんでしょ」という態度が医療側に出るとトラブルになります。
(そしてそれで不利益を被るのは患者さんです)
我々は身体の動きを変える専門職として日々、施術や運動療法の精度を上げていくことはもちろんですが、同時にこの説明と納得のプロセスを重要視しています。
1日24時間、1年365日間の中でお客様に一生懸命通っていただいたとしても私たちがサービスを提供できる時間はごくわずかな限られたものです。
お客様ご自身に、何が原因で、どうやって解決していって、身体はどうなっていくか想像してもらってお客様ご自身にも積極的に解決のために前向きになっていただくためにも、施術や運動療法に入る前に専門家としての我々の考え、お客様の想いや分からないことへの質問・疑問、こういったことを明らかにして双方が納得した上で進めていくことが重要です。
「関連項目」
施術者と患者の関係ではなくチーム〇〇の関係
反応をみる
ここまでの過程を経て、いよいよ施術を行なっていきますが、当院が行う施術も運動療法も単なる「改善のためのテクニック」ではありません。
もちろん、痛みや不調の原因の解決のために行うので、身体の不調の改善を目的にしているのですが、施術や運動療法は常に「身体の反応をみる」ためのものでもあります。
我々はこれまで何万パターンの痛みや痺れ、筋力低下などをみてきました。同じような痛みが同じような原因で起こされ、同じ方法で解決することもありますが、多くの場合、同じ症状であっても原因は違いますし、同じ原因でも解決策が違います。
数回の施術でとたんに良くなることもあれば、地道な運動療法が功を奏すことや、仕事の靴や椅子を変えることが効果的だったこともあります。
専門家としてお客様の不調に向きあうとき、我々は常にいくつかの可能性を考えながら、その時に一番可能性の高そうなものを提案しています。
同時にどの方法が一番良い方法かはやりながら反応を見てみないと分からないという想いも抱えております。
インターネットなどで情報をみていると
「腰痛改善の奇跡の方法」
「膝の痛みにはこの運動」
「足の痛みを解決する魔法の靴」
のようなものを目にしますが、専門家として一つの方法に固執するということが逆にできません。専門家として違和感があります。
そういった理由で当院で行う施術や運動療法は「身体の反応をみる」ために行なっています。
思うような反応が得られない場合は別の方法を試してみたり、別の仮説に基づいて別の場所に施術・運動を行うこともあります。
身体の反応を率直にお伝えすることでより良い方法をお客様と見つけていくことが大切だと考えております。
長期的な方針について
初回のご利用の最後(通院されている際は適宜)には長期的な方針について説明させていただきます。
当院では、長く続く痛みや不調の場合、1回や2回で治るというものではないと考えております。
身体には元に戻ろうとする性質があり、それが病気やケガからの治癒につながる反面、改善しても元の状態に戻ろうともします。
施術当日に身体が軽くなっても、数日も経てば元に戻ることはお客様ご自身にも経験があるのではないかと思います。
(詳しい話は関連項目へ)
お客様が気づかないところで身体にかけている負担や身体のクセの修正には簡単なものでも3週間、しっかり丁寧にやるなら3〜9ヶ月は必要と考えます。
その期間の中でお客様の身体を改善させるために、最適と思われる通院の頻度や期間、お客様ご自身にやっていただくことや普段の注意点について、最後に説明させていただきます。
ここまでの施術や運動療法の反応を踏まえて説明させていただきます。
痛みが長く続いているとき、その痛みの原因は痛いところ以外にあると考えられます。何か別の原因があって、その結果として痛みが出てきているので痛いところばかり治療しても改善しないのです。これは自動車を想像してもらうとわかります。ある日運転していて車が右に偏っていくようになったとします。整備工場でみてもらうと右側のタイヤだけすり減っている。そこでタイヤを新品に交換すればとりあえずは真っ直ぐ走れるようになります。しかし、片側のタイヤがすり減った原因が解決していないので、またしばらくすると右側のタイヤだけすり減ってしまい、またまっすぐ走れなくなります。これはタイヤをいくら高性能なものにしてもこまめにタイヤを磨いても変わりません。タイヤの片減りは原因ではなく結果だからです。体も同じことがいえます。 腰以外が原因で腰痛になっていたら、どんなに腰を鍛えても、どんなこまめにマッサージをしてもやがて腰痛が出ていきます。痛みが何度もぶり返す・治療の効果が一時的・結局いつも同じところが痛い、そういう時は痛いところとは別のところに原因があるのでその原因を探って解決していくことが必要です。
長く続く慢性的な痛みや不調、たとえば麻痺して体が動かしにくいとか筋力が低くて歩くのがふらつくなど、そういった症状の改善は3ヶ月を一区切りとして改善をしていきます。もちろんもっと早くに効果が出ることはありますが、往々にしてそういった変化は元に戻るのも早いです。筋トレで経験された方も多いと思います。ジムに行って筋トレを始めると最初の2週間くらいで最初に比べて重い重量を持ち上げられたり体が締まってくる感じがするものですが、そこでやめてしまうとあっと言う間に元に戻っていきます。体に変化を起こして定着させるには最低でも3ヶ月程度の期間が必要になります。 また、ギックリ腰などは、数回の施術で良くなったりもしますが、ギックリ腰は再発させないことが何よりも重要ですので、どんなメンテナンスをしていくことで再発をしないのかもみていく必要があります。その意味でも最低3ヶ月の期間は必要です。
病院の治療効果を高める、整体院での施術効果を高める、ジムでの運動効果を高める、には4つのバランスを整えることが必要です。その4つのバランスは身体・考え方・生活習慣・環境です。病院、整体、ジムで行う施術や運動、サプリや薬はこのうち身体を整える作用しかありません。あなたが自分の身体や痛みに対してどのように考え捉えるか、どんな日常生活を習慣にして過ごしているか、仕事や家事の姿勢や使っているイス・机・寝具など、全てを身体の改善のために調整してバランスをとる必要があります。「上手な施術」」「よく効く薬やサプリ」「身体に合った運動」などは存在しますが、それら単体では思うような効果が出てこないのは、身体・考え方・習慣・環境この4つのバランスが改善できていないからです。
我々専門家は3週間前後の変化をみています。痛みや不調の改善には3ヶ月かかりますが、3ヶ月やってみてどうか?という見方はしていません。専門的な変化、例えばストレッチをして柔軟性が上がったり、筋トレの効果で体の動きが変わったり、自宅でのケアで痛みが出にくくなったりするのは3週間程度で起こります。残念ながら、その3週間の変化は少し専門的なものなので、お客様ご自身では実感できないということも往々にしてあります。しかし、その3週間の変化を2回、3回と繰り返していくとやがてご自身でも感じられる変化になっていき、3ヶ月が過ぎることには確実で元に戻らないような変化を起こすことができます。逆に3週間ごとの変化が出てこないようなら、今やっているものはやり方を変える必要があるということです。3ヶ月の大きな変化のためには3週間ごとの小さな変化を捉えて修正する。専門家にはこの能力が求められます。
「毎日運動しているのに良くならない」という場合、原因は大きく2つのケースに分かれます。1つは間違ったことをやっているケース、もう1つは日常生活より軽い負荷になって刺激が十分でないケースです。1つ目はなんとなくわかると思います。身体に良かれと思ってやったことが逆に負担になってしまうケースですが、これは痛くなったり不調を招いたりするので気付きやすいです。わかりにくいのは2つ目のケースです。例えば頑張って筋トレやストレッチをやっているつもりなんだけど、普段の生活でそれ以上の負荷がかかっている場合、十分な刺激とはなりませんので、頑張ってやっても体を変えるまでにはなりません。ただし、今の調子が良くて、それを維持するのを目的とした場合はこういった弱い刺激でも効果的です。朝起きた時や寝る前に軽い運動をすることで日常生活でのウォーミングアップやクールダウンとして効果を発揮します。どんな運動をどのくらいやるかは目的によって変わってくるのです。
よく、「スポーツ選手は特別なことをやっている」と思われているのですが、実はそうではありません。確かに我々一般人では耐えられないような重い負荷や長時間のトレーニングをやったり、競技を想定した特別な動きをやったりはしますが、トレーニングの大半の時間はトレーニングジムで見かけるような動きや病院のリハビリでやるようなことをやっています。スポーツ選手は体を自分の思うように動かすことが求められます。そのためにはシンプルで基本的な動きを丁寧に何度も繰り返して感覚と動きの回路の連動性を高めています。特に選手生命が長い選手はそれが顕著で、大きなケガをせずに長い期間プレーできている選手になるほど基本的でシンプルなトレーニングに時間を割きます。スポーツの現場で行われているトレーニングの種目は特別な人達のためのものではなく、重さや回数を調整すれば、我々一般人にこそスポーツの現場のトレーニングが参考になります。
「この痛みは、歳のせいです」病院でこう言われてもその言葉は信用しないでください。そしてそう言われたからといって、自分でも歳のせいなんて思わないでください。「歳のせいです」というセリフは特に50代、60代の方に言われることが多いように思います。それ以上の年代の方は病院で言われるというよりも、ご自身が言われているでしょうか??断言します。50代の痛みは歳のせいではありません。確かに人間の身体能力は25歳までにピークを迎えるとされていますので、20代と比べると体には何らかの変化は出ているはずです。しかし、近代化以前ならいざ知らず、科学が発展した現代の50代・60代の細胞はまだまだ活発です。食事や運動、生活習慣で当然のように体は変化をしていくので、30代の時より動ける50代はざらにいます。10代はもちろん20代までは体が少しずつ成長しているので何もしなくても年齢を重ねると勝手に体は動くし、ちょっと力仕事をやろうものなら強くもなりましたが、30代以降は勝手に成長するということがなくなって、食事や運動、生活習慣などやったものに反応するようになってい来ます。50代で出てきた痛みは、普段気づかずに負担を掛けていて、そこに対して手入れが足りないというサインです。50代の痛みは「歳のせい」ではなく「体が変化してほしいサイン」と考えてください。
高齢者は65歳から、後期高齢者は75歳からということになっていますが、この基準に従ってはいけません。人生100年時代において65歳で高齢者という意識を持つと100年生きたとしたら35年もの間、自分自身を高齢者として生きていくことになります。想像するとこれはちょっと残念な気がしませんか?100年だとすれば高齢者という概念は80歳、人によっては85歳からで良いように思います。そうなると40代と50代を中年と呼ぶことに問題があります。10代までを若者、20〜50代を成人、60〜70代を中年、周りの60代、70代を見渡した時に“中年”と呼ぶのがちょうど良い人たちばかりなのは、私だけでしょうか??
50代は細胞分裂が活発です。50代で病気になられてあれよあれよという間に亡くなられる。非常に悲しいですが、50代の細胞分裂が活発な証拠です。50代は体は如実に反応します。筋トレすれば筋肉つきます。ジョギングすれば持久力つきます。仕事に家事に子育てに一番忙しいのは30代のように思います。その時に食事や運動に気を使えなかった方は30代の時より動ける50代がたくさんおられます。50代は中年ではありません。50代の痛みは歳のせいではありません。50代こそ丁寧なケアとトレーニングで昨日の自分を越えていくことが必要です。
痛い方がよく効く、この痛みを我慢すれば良くなる、痛いけれど頑張っていれば痛く無くなる、これは全て勘違いです。痛いことをしなくて良いです。痛い施術よりも痛くない施術の方が効果あります。痛いストレッチの後で体は硬くなります。痛いトレーニングは逆に力が入らなくなります。痛いことをしなくても良くなりますので、痛いところ・痛い加減を見つけて痛くないように調整しましょう。
100人の患者さんがいたとして、痛いことをやったら60人の人は良くなります。残り40人のうち20人は変化がなく、残り20人は悪くなります。同じ100人がいたとして痛くないことをやれば99人は良くなります。残り1人は変化がありません。残りの一人には別の施術をやらせてもらいます。「痛いことをやった方が早く治る」痛い施術を受けられた100人中60人の少なくない人がそう言われるのですが、やはり私は痛いことをしません。正確なデータではありません。20年理学療法士をやって山ほど患者さんをみてきた個人の感想です。