どのくらいで
良くなりますか?

フィジオのスタイル

『この痛み、どのくらいで良くなりますか?』

これは最も多く頂く質問です。

長く続く痛みやしばらく続いている不調、麻痺した体の動きが変わってくるには、“最低でも3ヶ月”は必要だと考えてください。

あなたも筋トレやストレッチで経験されたことがあると思いますが、筋トレやストレッチを始めると最初の2、3週間で体が強くなったり、関節が柔らかくなったりするのですが、そこでやめてしまうとあっと言う間に元に戻っていきます。

これは体が元の状態に戻ろうとする“ホメオスタシス”という自然の法則に従っているからです。

ホメオスタシスはある一定の変化が身体起こった時にそれを元に戻そうとする力のことです。

トレーニングやストレッチの効果を打ち消してしまうホメオスタシスは悪いことのように思えますが、これは病気やケガの時に体を元に戻す“治癒力”としても働きます。

足首を捻挫をして関節がグラグラになっても、しばらくすると(完全に元通りではないにしても)元の状態に戻っていくのは、このホメオスタシスのおかげです。

体にとって良いことである筋トレやストレッチでも、時に体に対して無理な変化にもなり得るので、急激な変化で体が壊れてしまわないように、強く、柔らかくなった体もホメオスタシスによって次の日にはいくらか前の状態に戻っていきます。

その変化は「3歩すすんで2歩下がる」です。

ホメオスタシスによって“3歩すすんで2歩下がる”を繰り返していくと、やがてその積み重ねで元の状態に戻らなくなる日が来ます。その期間が3ヶ月というわけです。それを下回る期間では、ホメオスタシスによって徐々に元の状態に戻されてしまいます。

ギックリ腰や寝違えなど、短時間で出た痛みは1回や2回の施術で劇的に良くなることがありますので、当てはまらないように思えますが、そういった“すぐに良くなる症状”は簡単に再発します。

これはギックリ腰や寝違えの原因になった体のクセが改善していないからです。

こういった体のクセも、ホメオスタシスに打ち勝って少しずつ地道に体を変えていくことで簡単には再発しないようにすることができますが、やはりその期間は3ヶ月です。

“3歩進んで2歩下がる。
効果が出るまで3ヶ月”

member

吉岡 勲(よしおか いさお)

フィジオ代表  理学療法士

1998年 安古市高校卒
2002年 神戸大学医学部卒
    理学療法士国家試験合格
2008年 ドイツにて認定セラピスト資格取得

〜2020年 医療機関に勤務、整形外科・脳外科・スポーツ外来・在宅訪問リハビリなどでプロのスポーツ選手から高齢者までのリハビリテーションに従事

2020年3月 フィジオを開設

member

渡邉 悠也(わたなべ ゆうや)

フィジオ チーフトレーナー 理学療法士

1998年 延岡学園高校卒
2002年 藍野大学医療保健学部卒
    理学療法士国家試験合格
2008年 呉市立呉高校野球部トレーナー
    広島北リトルトレーナー
    広島経済大学トレーナー

整形外科に勤務するかたわら、スポーツチームにてトレーナーとして従事、2022年スポーツ選手専門コンディショニング「Links」を立ち上げ同時にフィジオのチーフトレーナーに就任

「効果が出るまでの期間」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 7.長期方針の説明 – フィジオ-Physio –

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です