「身体が硬いから腰痛になる」は半数

腰痛の考え方

多くの方が、
身体(とくに関節)が硬いから腰痛や膝痛を起こすと思われますが、
実際は関節が硬くても柔らかくても痛くなります。

特に女性の場合
もともと全身の関節が柔らかい方のほうが多いので
柔らかすぎる腰の関節が姿勢を支えきれなくなって
それが痛みの原因となります。

ピンとこないかもしれませんので
写真で説明します。

2枚のしゃがんでいる姿勢を比べてください。
最初の写真を後の写真と比べると
股関節や膝の曲がりが少なく
腰の曲がりが多くなっています。

前屈みの多くを腰の動きでやっていることになります。

次は反らせた姿勢です。
やはり最初の写真は腰だけが極端に反って
背中や股関節の動きはあまりありません。

後ろ反りの多くをやはり腰の動きでやっています。

前屈みで腰だけを曲げ、後ろ反らしで腰だけを反らせる。
関節が柔らかいことで起こるこの動作

これを日常生活で繰り返すと
極端な曲げと反りを繰り返す結果腰が悲鳴を上げます。

こういった
“柔らかすぎる腰”が原因の腰痛では
腰への施術はほとんど効果がありません。

関節の位置を整えても柔らかすぎてすぐに元に戻りますし。
関節を柔らかくする腰のストレッチは
“柔らかすぎる腰”には効果がないからです。

“柔らかすぎる腰”が原因の腰痛では
写真であったような股関節や背中など
動いていない関節をストレッチをしたり
“柔らかすぎる腰”を安定させるように
腰まわりやお腹の筋肉をしっかりさせる
運動療法を行う必要があります。

腰を一生懸命ストレッチしても
丁寧にマッサージしても効果を感じない
そんなあなたは

腰以外をストレッチしたり
腰やお腹周りのエクササイズをやっていきましょう。

“関節は柔らかくても痛くなる。
エクササイズでしっかりさせて改善”

member

吉岡 勲(よしおか いさお)

フィジオ代表  理学療法士

1998年 安古市高校卒
2002年 神戸大学医学部卒
    理学療法士国家試験合格
2008年 ドイツにて認定セラピスト資格取得

〜2020年 医療機関に勤務、整形外科・脳外科・スポーツ外来・在宅訪問リハビリなどでプロのスポーツ選手から高齢者までのリハビリテーションに従事

2020年3月 フィジオを開設

member

渡邉 悠也(わたなべ ゆうや)

フィジオ チーフトレーナー 理学療法士

1998年 延岡学園高校卒
2002年 藍野大学医療保健学部卒
    理学療法士国家試験合格
2008年 呉市立呉高校野球部トレーナー
    広島北リトルトレーナー
    広島経済大学トレーナー

整形外科に勤務するかたわら、スポーツチームにてトレーナーとして従事、2022年スポーツ選手専門コンディショニング「Links」を立ち上げ同時にフィジオのチーフトレーナーに就任

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