ペンを拾っただけなのに…
ギックリ腰の原因と
改善のポイント

「床に落ちたペンを拾おうとしたら、ギックリ腰になりました…」
重い物を持ち上げて起こると思われているぎっくり腰ですが
重い物でなくても起こります。
床のペンを拾おうとした、靴を履こうとした
中にはお風呂の湯船に入ろうとしてギックリ腰になり
危うく溺れかけたという方もおられます。
「二本足で歩き出した時から人間と腰痛の戦いが始まった」
と言われるように
4本の手足で体重を分散している動物と違い
2本の足で体重を支えるメカニズムの人間の体は
腰に体重の負担が集中しますので
何もしてなくても日々腰痛の危険にさらされています。
ぎっくり腰を改善するポイントはこの体重の負担を腰にできるだけ集中させないことです。
写真のように腰だけを曲げて前屈みになり
腰だけ伸ばして元に戻す動きのクセがあると
動きの負担が腰だけに集中しますので
ギックリ腰を起こしてしまいます。
このクセを改善させて
腰を曲げないで下半身の動きで身体を上下させると
負担を減らしてギックリ腰を改善・予防できます。
「ギックリ腰の改善には体幹を鍛える」といわれますが
こういったクセを改善させないままで
腰を鍛える時に腰に負荷をかけると
トレーニング自体がギックリ腰の原因になります。
「まずは腰に負担のかからない動きをクセづける」
ここから始めるのがギックリ腰改善のポイントです。
“ギックリ腰は動きのクセの改善から。
トレーニングでギックリ腰の可能性もあり”

吉岡 勲(よしおか いさお)
フィジオ代表 理学療法士
1998年 安古市高校卒
2002年 神戸大学医学部卒
理学療法士国家試験合格
2008年 ドイツにて認定セラピスト資格取得
〜2020年 医療機関に勤務、整形外科・脳外科・スポーツ外来・在宅訪問リハビリなどでプロのスポーツ選手から高齢者までのリハビリテーションに従事
2020年3月 フィジオを開設

渡邉 悠也(わたなべ ゆうや)
フィジオ チーフトレーナー 理学療法士
1998年 延岡学園高校卒
2002年 藍野大学医療保健学部卒
理学療法士国家試験合格
2008年 呉市立呉高校野球部トレーナー
広島北リトルトレーナー
広島経済大学トレーナー
整形外科に勤務するかたわら、スポーツチームにてトレーナーとして従事、2022年スポーツ選手専門コンディショニング「Links」を立ち上げ同時にフィジオのチーフトレーナーに就任