施術や運動療法もまだ過程の段階

ここまでの過程を経て
いよいよ施術
そして運動療法を行なっていきますが
当院が行う施術も運動療法も単なる
「改善のためのテクニック」ではありません。
もちろん
痛みや不調の解決のために行うので
改善を目的にしているのですが
施術や運動療法は常に
「身体の反応をみる」ためのものでもあります。
我々はこれまで何万パターンもの
痛みや痺れや筋力低下などをみてきました。
同じような痛みが同じような原因で起き
同じような方法で解決することもありますが
多くの場合
同じ症状であっても原因はそれぞれ違いますし
同じ原因であっても解決策が人によって違います。
数回の施術で良くなることもあれば
地道な運動療法が功を奏すこと
仕事で使う靴や椅子を変えることが効果的だったこともあります。
専門家としてお客様の身体に向きあうとき
我々は常にいくつかの可能性を考えながら
その時に一番効果のありそうなもの
一番可能性の高そうなものを提案しています。
同時に
どの方法が一番良い方法なのかは
やりながら「反応を見てみないと分からない」
というジレンマも抱えております。
インターネットで情報をみていると
「腰痛改善の奇跡の方法」
「膝の痛みにはこの運動」
「足の痛みを解決する魔法の靴」
こういった言葉に思わず手を止めてしまう方も多いかと思います。
私たちも、
たった一つの方法でなんでも解決できる奇跡の方法
があるならそれを提供したいのですが
残念ながら専門家として
一つの症状に多くの可能性を思いついてしまう以上
一つの方法に固執するということが逆にできません。
そういった理由で
当院で行う施術や運動療法は
「身体の反応をみる」ために行なっています。
思うように効果が得られないことももちろんあります。
そんな時は別の方法を試してみたり
別の見立てに基づいて別の場所に施術・運動を行うこともあります。
そうやって身体の反応を感じ取り
お客様にも率直にお伝えすることで
痛みや不調の解決に向けた
より良い方法をお客様と見つけていくことが
大切だと考えております。
“施術・運動は反応をみながら
奇跡の方法はありませんが
最も効果的な方法は必ずあります”

吉岡 勲(よしおか いさお)
フィジオ代表 理学療法士
1998年 安古市高校卒
2002年 神戸大学医学部卒
理学療法士国家試験合格
2008年 ドイツにて認定セラピスト資格取得
〜2020年 医療機関に勤務、整形外科・脳外科・スポーツ外来・在宅訪問リハビリなどでプロのスポーツ選手から高齢者までのリハビリテーションに従事
2020年3月 フィジオを開設

渡邉 悠也(わたなべ ゆうや)
フィジオ チーフトレーナー 理学療法士
1998年 延岡学園高校卒
2002年 藍野大学医療保健学部卒
理学療法士国家試験合格
2008年 呉市立呉高校野球部トレーナー
広島北リトルトレーナー
広島経済大学トレーナー
整形外科に勤務するかたわら、スポーツチームにてトレーナーとして従事、2022年スポーツ選手専門コンディショニング「Links」を立ち上げ同時にフィジオのチーフトレーナーに就任
ピンバック: 1.フィジオの「身体の見方」 – フィジオ-Physio –